第11〜14世代のCPU(特に内蔵グラフィックス機能)に対する通常サポートを2025年9月19日に終了しました。
話題になっているintelの約13世代・14世代cpuに「故障しやすい」という報告のニュース。
これを聞くと、自分のパソコンも安全なのか不安になりますよね。
そこで、この不具合の解説や対策法を、少し分かりやすくまとめてみました!
もしIntel製のCPUを使用中、あるいは購入を検討している場合は、この情報を考慮した上で選択されることをおすすめします。
そもそもintel約13世代・14世代cpuってなに?
例えばね、intel 13世代というのはコードネーム「ラプターレイク(raptor lake)」とよばれていて
14世代はメテオレイク(Meteor Lake)って呼ばれています。
14世代はAIタスクの処理を高速化するため、AIアクセラレーション機能が搭載されたりさらなる高速化がされています。
なるほど~。じゃあ、超スゴイcpuに見せるため無理してるってこと!?
どんな症状?
不安定性とブルースクリーン:
- 特にハイエンドモデル(Core i9シリーズなど)で高負荷時のクラッシュやブルースクリーンが多発。
- 動作クロックが高い製品ほど影響を受けやすいとされています
T特に問題が報告されたモデルや状況
- 高負荷動作(ゲームプレイ、エンコード作業など)やアイドル時の電圧管理の不具合が原因で不安定になることがあるとされています。
- マザーボードとの組み合わせ(特定のメーカーやBIOSバージョン)により影響が変わる場合があるため、該当のモデルを使用中の場合は、最新のBIOSやマイクロコードパッチを適用することが推奨されています。
今後もIntelの発表やマザーボードメーカーのアップデート情報を確認し、適切な対応を行うことが重要です。
主に影響を受けるとされるモデル
- 第13世代 (Raptor Lake):
- Core i9シリーズ:
- Core i9-13900K, 13900KF, 13900, 13900F など
- Core i7シリーズ:
- Core i7-13700K, 13700KF, 13700, 13700F など
- Core i5シリーズ:
- Core i5-13600K, 13600KF, 13600, 13500 など
- 特にK付き(オーバークロック可能モデル)で高負荷時の不安定性が報告されている。
- Core i9シリーズ:
- 第14世代 (Raptor Lake Refresh):
- Core i9シリーズ:
- Core i9-14900K, 14900KF など
- Core i7シリーズ:
- Core i7-14700K, 14700KF など
- Core i5シリーズ:
- Core i5-14600K, 14600KF など
- こちらもオーバークロック対応モデル(K, KF)が影響を受けやすい。
- Core i9シリーズ:
以下が保証対象のCPU達です
i9-13900KS
・i9-13900K
・i9-13900KF
・i9-13900F
・i9-13900
・i7-13700K
・i7-13700KF
・i7-13790F
・i7-13700F
・i7-13700
・i5-13600K
・i5-13600KF
i9-14900KS
・i9-14900K
・i9-14900KF
・i9-14900F
・i9-14900
・i7-14700K
・i7-14700KF
・i7-14790F
・i7-14700F
・i7-14700
・i5-14600K
・i5-14600KF
故障しやすいって聞いて不安!でも原因を知れば大丈夫♪
現在、Intelの第13世代および第14世代のCPUについて、一部で「故障しやすい」という情報が報告されています。
普段のネット閲覧や軽い作業程度であれば問題はないようですが、特に長時間にわたる高負荷作業(例:ゲームや重いソフトウェアの使用)を目的とする場合は、AMD製のCPUを検討する方が安心かもしれません。
この「故障しやすい」っていう話、実は、主にこんな原因が言われているんだよ。
この問題は、Intel製のCPUに異常に高い電圧が流れることで発生します。
CPU内部には「道路」のような回路があり、この回路に過剰な電流が流れると傷んでしまい、
結果としてCPUが機能しなくなるというものです。
わかりやすい例として、私たちが使う道路を考えてみてください。
普段の乗用車では道路が大きく傷むことはありませんが、大型トラックが通行したり、夏場の暑い時期に重い荷物を積んだ車両が渋滞中に停車していると、アスファルトが傷みやすくなります。
同じように、CPUの回路も通常の電流では問題ありませんが、異常に高い電流が流れると破損しやすくなります。
現在、この問題が特に顕著に現れているのは高性能なCPUであると報告されています。
そのため、Intelではこの問題が発生したCPUを対象に、5年間の延長保証を提供しています。
対象となるCPUは主に第13世代と第14世代のiCoreシリーズで、高負荷作業を行うモデルで不具合が起きやすいとされています。
もう少し詳しく
intelの第13世代および第14世代のデスクトップ向けCoreプロセッサにおいて、システムの不安定性やクラッシュが報告されています。
この問題の主な原因は、「Vminシフト不安定性」と呼ばれる現象で、プロセッサとマザーボードが過剰な電圧を要求し、チップの早期劣化を引き起こすことにあります。
Intelはこの問題に対処するため、複数のマイクロコードアップデート(バージョン0x125、0x129、0x12B)をリリースし、マザーボードメーカーはこれらを含むBIOSアップデートを提供しています。
これらのアップデートは、プロセッサがアイドル時や軽負荷時に過剰な電圧を要求する問題を修正し、チップの早期劣化を防ぐことを目的としています。
しかし、既に劣化が進行しているプロセッサに対しては、これらのアップデートでは修復できないため、Intelは該当するCPUの保証期間を2年間延長し、合計5年間の保証を提供しています。
不安定性の症状が見られる場合は、購入元またはIntelカスタマーサポートに連絡し、保証対応を受けることが推奨されます。
なお、この問題はデスクトップ向けプロセッサに限定されており、ノートブック向けのチップや将来のデスクトップチップには影響しないとされています。
要するに処理能力を抑えて、道路を長く使えるようにするってことでしょ!!
「とにかく高性能を求めている」というユーザーは数年で、ほかのCpuに乗り換えてるからね
「これで安定~!」簡単にできる防止策
長く使うためにも、今からできることってあるの?
あるよ!特に初心者でも出来る安心なコツをいくつか説明するね。
- オーバークロックで無理をさせない
- 必要以上のオーバークロックをせず、適切な設定で使用すること。
- 安心できるマザーボードを選ぶ
- 例えば、信頼できるメーカーの商品を使用することは、大きな防止策になります。
- biosを最新に保つ
- biosをいつも最新の状態にしておくのは、故障予防に楽ちんでできる手段です。
- 一部のケースでマイクロコード修正が効果なし:
- 不具合が進行している場合、修正パッチでは問題を解決できず、修理や交換が必要になるケースもあるとのこと
ゲームや動画編集などをスムーズに行うために、高性能なCpuを選んだのに、
それをすると壊れやすくなるなんて、あり得ないよ!!
Intelの対応策
- マイクロコードの修正:BIOSのアップデートが必要
- Intelは「0x12Bマイクロコード」アップデートをリリースし、動作電圧の制御を改善しました。このパッチにより、多くのユーザーが安定性を取り戻しているとの報告があります。
- 一部のケースでマイクロコード修正が効果なし:
不具合が進行している場合、修正パッチでは問題を解決できず、修理や交換が必要になるケースもあるとのこと。
- 保証期間の延長:
- 第13世代および第14世代のCPUについて、通常保証を5年に延長するなど、顧客への対応を強化しています。
- BIOSおよびドライバの更新推奨:
- マザーボードメーカー各社もBIOSの更新を進めており、最新バージョンへのアップデートが推奨されています。
今後の注意点
- これらの修正パッチが適用されても、長期的な影響が完全に明らかではないため、ユーザーは引き続き状況を観察する必要があります。
- 問題が継続する場合は、Intelまたは販売店のサポートに連絡し、適切な対応を依頼することが重要です。
CPUの購入や使用に際しては、最新の情報と修正パッチの適用状況を確認することをお勧めします。
まとめ:心配しすぎず、楽しくパソコンを使おう!
intel13世代・14世代cpuの話、心配になりそうだけど、安全に使うために対策がいろいろあるので、それを実践すれば延命できそうだね
BIOSのアップデートとか、意味わかんないし・・・
次の15世代での改善が期待されます
追記(2025年11月1日)
インテルの公式見解と対処の流れ(要約)
- 原因の説明と是正:過大電圧が主因で、段階的なマイクロコード更新(0x125/0x129/0x12B)で電圧要求やブーストの挙動を是正。0x12Bを「最終的なミティゲーション」と表現した時期もあります。
- 2025年 追加策:0x12FでVminシフトの誘因をさらに抑制(特に“数日連続稼働+軽負荷”条件への配慮)。BIOS更新で提供。
- 既に不安定な個体:マイクロコードは「予防」目的で、劣化が進んだCPUを元に戻すことはできないため、症状が続く場合は延長保証を案内。
いま取れる実用的な対策
- 最新BIOSに更新(マイクロコード 0x12F 以降を含む版)+BIOSで**「Intel Default Settings」の適用(電力・電圧をインテル既定値に戻すプロファイル)。community.intel.com
- 既にクラッシュが頻発する場合は、販売店やインテル窓口に相談(交換対応)。
更新では直らないケースもあります。 - 連続稼働が多いPCは、定期再起動・十分な冷却・不要な自動OC無効(MCE等)を推奨
OC前提で買ったものを無効にするのは切ないですよね
超ハイエンドCPU(200万円以上)
コア/スレッド数:
9995WX=96コア/192スレッド(200万円以上)
5900X=12コア/24スレッド(私のパソコンCPU)
9995WXはコア数が8倍のあります。
Cinebench R23 マルチ:
9995WX ≈ 17.3万点(報告値) vs 5900X ≈ 2.19万点 ⇒ 約7.9倍
※R23は3Dレンダの処理速度を見るテストです。
Cinebench R23 シングル(“1コアあたりの速さ”の目安):
直近の公表は7995WX(前世代Zen4)で+15%ほど5900Xより上。
9995WX(Zen5)はさらに改良あるが、普通にパソコンを使用している限り体感できる速度差はないように思います。
TDP(ざっくり消費電力):
9995WX=350W
5900X=105W(冷却と電源の要求が全然違います)
