期待外れといわれている RTX5080とRTX5070Tiを比較しています。
おすすめは、5070Tiですが決める前にもう一度比較してみましょう。
AMDはStable DiffusionなどのAIに本領発揮の前にインストールに苦労します。
CUDA(NVIDIA)並に対応するのはもう少し掛かるのではないでしょうか?
Stable DiffusionはRocmを仮想Linuxを構築してインストールすれば利用できます。
この半年で導入までのハードルがかなり改善されているものの、まだまだ簡単では無いと思います。
私自身はKirita AI(Stable Diffusion)のインストールはなんとか出来ましたが、
RVCのインストールは未だ成功していません。
そういうこともあり、NVIDIA製をおすすめします。
基本スペック比較
項目 | RTX 5080 | RTX 5070 Ti | 差異 |
---|---|---|---|
発売日 | 2025年1月30日 | 2025年2月20日 | 約3週間後発 |
GPUアーキテクチャ | Blackwell 2.0 | Blackwell 2.0 | 同じ |
GPUダイ | GB203 | GB203 | 同じ |
CUDAコア数 | 10,752 | 8,960 | 5080が約20%多い |
RTコア | 84 | 70 | 5080が約20%多い |
Tensorコア | 336 | 280 | 5080が約20%多い |
ブーストクロック | 2,617 MHz | 2,452 MHz | 5080が約7%速い |
VRAM | 16GB GDDR7 | 16GB GDDR7 | 同じ |
メモリバス幅 | 256-bit | 256-bit | 同じ |
メモリ帯域幅 | 960 GB/s | 896 GB/s | 5080が約7%広い |
TDP (消費電力) | 360W | 300W | 5080が約20%高い |
定価 (MSRP) | $999 (約14.9万円) | $749 (約11.2万円) | 5080が約33%高い |
日本での定価 | 198,800円 | 148,800円 | 5080が約33%高い |
性能差
ベンチマーク結果
- 総合ベンチマークスコア: RTX 5080が約9.6%高い
- 浮動小数点演算性能: RTX 5080が56.28 TFLOPS、RTX 5070 Tiが43.94 TFLOPS (5080が約28%高性能)
- PS5は10.3 TFLOPS ・PS5 PRO 16.7 TFLOPS
解像度別ゲーミング性能
- 1080p (Full HD):
- RTX 5080: 平均203 FPS
- RTX 5070 Ti: 平均224 FPS
- RTX 5070 Tiが約10.3%速い(低解像度では5070 Tiが優位!?)
- 1440p (2K解像度):
- RTX 5080: 平均160 FPS
- RTX 5070 Ti: 平均133 FPS
- RTX 5080が約20.3%速い
- 4K (高解像度):
- RTX 5080: 平均109 FPS
- RTX 5070 Ti: 平均88 FPS
- RTX 5080が約23.9%速い
特定ゲームでの性能差
『Cyberpunk 2077』のレイトレーシング・ウルトラ設定(DLSS 4オート):
- RTX 5080: 平均127 FPS
- RTX 5070 Ti: 平均108 FPS
- 約18%の差
価格差と価値
- 米国での定価: RTX 5080は$999、RTX 5070 Tiは$749(差額$250、約33%)
- 日本での定価: RTX 5080は約198,800円、RTX 5070 Tiは約148,800円(差額約5万円、33%)
コストパフォーマンス(1フレームあたりのコスト)
- 1080p: RTX 5070 Tiが約47%コスパ良い
- 1440p: RTX 5070 Tiが約11%コスパ良い
- 4K: RTX 5070 Tiが約8%コスパ良い
消費電力差
- RTX 5080: 360W
- RTX 5070 Ti: 300W
RTX 5080が60W (20%) 高い
価格の変動
2025年5月時点で、RTX 5070 Tiは定価レベル(約15万円)まで値下がりしており、市場が安定してきています。
一方、RTX 5080も定価(約20万円)になっています。
NVIDIA定価の値上げの情報も出回っており、今が買いかもしれません。
選択のポイント
RTX 5080を選ぶべき場合
- 4K解像度での高フレームレートゲーミングを重視
- レイトレーシング性能を最大限に活用したい
- クリエイティブワークなど専門的な用途がある
- 予算に余裕がある
RTX 5070 Tiを選ぶべき場合
- コストパフォーマンスを重視
- 1440p以下の解像度でのゲーミングがメイン
- 消費電力を抑えたい
- 5万円程度の価格差を別のパーツに回したい
まとめ
コスパと現実的な性能バランスを求めるならRTX 5070 Tiがおすすめです。
性能を求めるなら、RTX5080 SUPERの登場を待つのも良いかもしれません。
24GBのVRAMを搭載し、消費電力も400W前議らしく確実にRTX5080の性能を超えてきます。
発売は、2025年末~2026年初頭になる見込みです。