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大量のMIDIファイルを管理する方法

はじめに、CubaseのMediabayや外部プラグイン・ソフトを使ったMIDIファイルの整理方法について、
やさしく丁寧にご紹介していきます。
今回は「EZ KEYS2・EZ DRUMMER3・EZ BASSのBANDMATE機能を活用したい」「直感的でわかりやすい管理がしたい」「できるだけ時間をかけずに整理したい」という内容でいくつか提案していきます。
もっと詳しい説明は、ただいま制作中です。
もう少しお待ちください。


1. Cubase付属のMediabayを活用する

Mediabayを使った管理のポイント

  1. 検索・フィルタリングする
    • MIDIファイルにジャンルや楽器の種類で、Mediabay内で検索や絞り込みがしやすくなります。
    • ファイル名に「Piano」や「Bass」などが、ついていることが多いのでこれを利用します。
  2. フォルダ整理と併用する
    • 大まかなフォルダ(例:_Drums、Piano、_Bass など)をあらかじめ作成し、その中で管理を行う方法がおすすめです。
    • フォルダによる大まかな分類をするだけで、ファイル数が増えても迷いにくくなります。

メリットとデメリット

  • メリット
    • 追加費用がかからず、Cubase標準の機能だけで始められます。
    • Mediabay上で試聴やドラッグ&ドロップが簡単に行えます。
  • ポイント
    • ファイル名だけで判断していくので、ざっくりとした振り分けになります。
    • あらかじめ「Piano」などのMIDIデーターのセットなど分かっている場合は、名前に「Piano」が入っていなくても
      「Piano」フォルダーに入れときましょう。

時間を短縮するコツ

  • Mediabayウィンドウ上で複数のMIDIファイルをまとめて選択し、一括でタグを付与することができます。
  • まずはジャンルやテンポ感で大まかにタグをつけ、あとで必要なときに細かく分類を追加する、というやり方が効率的です。

2. Toontrack製品のライブラリ機能を活用する

EZ KEYS2、EZ DRUMMER3、EZ BASSはいずれもMIDIライブラリ機能が充実しており、読み込んだMIDIを元にざっくりしたスタイルやコード進行をもとにアイデアを提案してくれる「BANDMATE機能」を備えています。
プラグイン自体が持っているライブラリにMIDIファイルを追加し、プラグイン内のMIDIブラウザを使うと、より目的のファイルを見つけやすくなるんです。

具体的な活用方法

  • Toontrack公式ドキュメントの手順に沿って、ライブラリ追加用のフォルダにMIDIファイルを入れます。
  • 追加するときは、DAW経由ではなく、EZ KEYSやEZ DRUMMER、EZ BASSのスタンドアローン(デスクトップ上のアイコン)で開き、必要なMIDIを追加する方が起動時間が短くおすすめします。
  • 「BANDMATE」機能を使うタイミングでは、ベースやドラムなど複数のパートで連動して検索や提案ができるため、作曲の手間がかなり減りますよ。

MIDIファイルは、HDではなく高速なSSDに保管してください。

2. Toontrackプラグインのライブラリ機能を使う 🔍

MediaBayを使用してMIDIファイルを振り分けたら、EZシリーズにMIDIファイルを読み込ませよう。
:Mediabay用に作ったフォルダーの中にあるファイルを全て選択します。
このファイルをUser MIDIというフォルダーに入れます。

Grovesのタブを
クリックして
「USER MIDI」へ

「USER MIDI」をクリック
Open in Explorerエクスプローラで開くをクリック
開いたエクスプローラーの場所が
「USER MIDI」になっていることを確認
MIDIファイルを入れます
下記画像参照

ファイルを入れると
Sync File Changesファイル変更の同期
右や左に赤丸がつきます



Sync File Changesファイル変更の同期をクリック
EZ-BASSに取り込まれます

注意
EZ-Bassには、Bass専用のファイルを読み込ませる必要があります。
PinoのMIDIファイルを使用すると、Bassの音源で演奏されますが、Bassには特有のリズムがあります。
そのため、Bassの理解が不十分なうちは、他のMIDIファイルを使用しない方が安全です。
選択肢が多すぎると混乱を招く可能性があるため、注意が必要です。

純正のMIDIライブラリ(BASS MIDIシリーズ)を使用すれば、自動的に簡単に設定できます。
製品登録を済ませると、EZ-Bassに自動で反映されます。

BANDMATE機能について

メリット

  • コード進行やスタイルをもとに、MIDIデータを探しやすいのが特徴です。
  • BANDMATE機能を活用することで、ほかの楽器パートとの連携・提案がスムーズに行えます。
  • デメリット
    • Toontrackのライブラリ単体だと、汎用的なMIDI検索には少し限界があるかもしれません。
    • 3000個ものMIDIを初回に読み込む際は、スキャンに多少時間がかかることもあります。

3. 外部プラグイン(Cosmos / Atlas 2 / Sononymなど)を使えないの?

にゃー
にゃー

結論から言うと、残念ながらこれらのソフトでMIDIファイルを整理することは困難です。
WAV形式に変換すると管理できますが、MIDIのメリットが消えてしまいます。

(1) Cosmos

※Waves Cosmos(XLN Audio XO、Algonaut Atlas 2など)は、ドラムやワンショットサンプルなどのオーディオ素材向けツールですので、MIDIファイルは扱えません。
現状では、Cosmosのように「分布図で直感的に探せる」ような管理を出来るソフトはないようです。
これらは主にオーディオサンプルを対象としたクラスタリング機能がメインですので、現時点ではMIDIを同じように扱うのは難しいんです。
一度Wavファイル化して管理することになるので、手間も掛かるしMIDIファイルでなくなってしまうので、本末転倒です。

※参考価格:4,730円(CR8 5,280円を購入するとついてくる)
Wavesはセール時19.99ドルまで下がるときがあります。
2つプラグイン購入すると2つ追加でプラグインをもらえる(Buy 2 Plugin Get 2Free)などのセールを繰り返し開催しているので
この時に購入するのをお勧めします。

XLN Audio XO、Algonaut Atlas 2なども50%程度のセールはあるようです。
急いでなければ、セールまで待ちましょう。
Cosmos→XO(90ドル)→Atlas 2(99ドル)と高機能になってくるイメージです。
XOが使い勝手のバランスが良いと思いますが、ファイル数が増加してくるとAtlas 2の方が管理しやすくなりそうです。

(2) Sononym

こちらもオーディオサンプル分析に特化しているため、MIDIファイルの管理に同様の使い勝手を提供するのは難しそうです。
プラグインではなく、管理ソフトになります。
DAWの中で操作するわけではないので、サクッと起動できて使い勝手は良さそうです。
参考価格:99ドル

4. 時間をかけずに整理して、EZシリーズのBANDMATEを活かすには?

  1. CubaseのMediabayとToontrackライブラリを併用する
    • まずCubaseのMediabayで大まかにフォルダ分けして整理しておきます。
    • 使いたいMIDIファイルは、EZ KEYS2やEZ DRUMMER3、EZ BASSに読み込む、もしくはプラグイン側で参照するように設定します。
  2. タグ付けはEZシリーズが自動で行ってくれます。
    • Tempo:曲の速度
    • Intensity: 曲のエネルギーレベル(ダイナミクスや感情的な強度)。
    • Sign: 拍子記号(4/4、3/4など)、曲のリズム構造を定義。
    • Bars: 小節(1小節、8小節など)、曲の構造や進行の単位。
    • Resolution: 分解能や精度、リズムのタイミング、ハーモニーの解決、またはオーディオのクオリティ。
    • その他


5. 追加のプラグインは必要?

  • 結論としては、「CubaseのMediabay + Toontrackプラグインのライブラリ機能」だけで十分だと思います。
  • 仮に、CosmosやAtlas 2のように、ビジュアル重視でMIDIを※クラスタリングして一覧表示したくても、現状そうしたプラグインは見当たりませんので、どうしようもありません。

    MIDIデーターを無理にクラスタリングする必要もないように思えます。
    MIDIデーターだけでは、どの音で再生するのか判断できないし、奏でる音源でイメージも変わってしまいます。
    そういう理由で、オーディオサンプル向けに特化したものが中心なんだと思います。

※クラスタリング:人が理解しやすいようにグループ分けをビジュアル化してあること


まとめ

  1. まずはCubaseのMediabayで、ざっくりフォルダ分けをします。
    • 例:「ジャンル」「楽器パート」だけでも十分に効果があります。
  2. EZ KEYS2・EZ DRUMMER3・EZ BASSにMIDIを読み込んでBANDMATE機能をフル活用
    • コード進行やリズムの提案など、作曲の効率化に役立ちます。

最終的には、「フォルダ構成を簡単に整えたうえで、検索にはMediabayやプラグイン内のブラウザを使う」
そして、EZシリーズを使用して、最適なMIDIを提案を提案してもらう。
というのが、時間をかけずに運用するコツではないでしょうか。

この記事で登場した製品の紹介

Cubase14 PRO
国内No1人気のDAWソフト 春と秋にセールが多いですよ

Cubase14 PRO:Amazon

STUDIO ONE PRO7もおすすめです。
No2です。比較的新しいDAWのため、昔からのユーザー(インターフェース)とのしばりがなく
より直感的に操作できるように工夫されています。

Presonus社
Studio One PRO7
約28,000円

TOONTRACK社のEZシリーズ

TOONTRCK社「EZ-BASS」
約22,000円
セール時はMIDIファイルなどの
オマケがつくときがあります

EZ-BASS:Amazon

TOONTRCK社「EZ-DRUMMER3」
約22,000円
セール時はMIDIファイルなどの
オマケがつくときがあります

EZ-DRUMMER3:Amazon

TOONTRCK社「EZ-KEYS2」
約22,000円
セール時はMIDIファイルなどの
オマケがつくときがあります

EZ-KEYS2:Amazon

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